|矯正治療の流れ|子供の矯正治療|大人の矯正治療|相談のすすめ|
矯正治療とは、さまざまな悪い咬み合わせ(不正咬合)を治し、機能的に効率良く咀嚼出来るようにするとともに、美しい歯並び、口元を作り出す専門的な歯科治療です。また、それに伴い虫歯や歯周病の予防、発音の改善が得られるという効果があります。矯正治療の適応はさまざまです。
など、咬み合わせに関する悩みは人それぞれです。当院では患者さん一人ひとりに合わせた治療プランを提示し、治療をご提供いたします。
歯がデコボコに生えたり、歯の生え方が不揃いなもの。
隣接する歯と歯の間に隙間があるもの。
咬み合わせたときに、下の前歯に対して上の前歯が前方に突出しているもの。
上顎や上の前歯が前に突出しているもの、下顎の成長が未成熟で後退しているもの。
咬み合わせたときに、下の前歯が上の前歯より前側にあるもの。
上顎の成長が未熟なもの、下顎が前に出過ぎているもの。
咬み合わせたときに、上下の歯の接触が奥歯の一部で得られるのみで上下の前歯の間に隙間がある状態。
咬み合わせたときに、下の前歯があまり見えず深くかみ合っている状態。
気になる歯並びなどを相談下さい。
・現在の歯並びやかみ合わせの状態
・治療スケジュール(開始時期など)
・考えられる治療内容や使用する装置
・治療料金
などについて説明します。
相談の結果、検査診断をおすすめする場合と経過観察する場合があります。
現在の状態を正確に知り、治療方針を決めるために必要な写真・レントゲン・歯型を採らせていただきます。
検査結果をもとに、
・不正咬合の診断
・詳しい治療方法
・治療スケジュール・治療期間の目安
・治療料金
などを患者さまご本人と保護者の方に説明し、合意の上、治療を開始します。
お口の中に装置をいれ、矯正治療を開始します。
治療は月1回、30分程度、矯正装置の調節とチェックを行います。
小児矯正の一期治療では、2ヶ月に1回になる場合もあります。
一期治療(混合歯列)
二期治療(永久歯列)
<プラスチックブラケット>
<セラミックブラケット+ホワイトワイヤー>
一期治療+二期治療
<プラスチックブラケット>
<セラミックブラケット+ホワイトワイヤー>
永久歯列
<プラスチックブラケット>
<セラミックブラケット+ホワイトワイヤー>
部分矯正
※通院時に毎回かかります。
※治療内容により調節料が変わります。
*基本施術料は分割払いが可能です。ご相談ください。
*矯正歯科治療は医療費控除の対象になります。
矯正治療終了後、後戻りを防ぐために、歯を現在ある位置に留めておく装置です。
通院は3ヶ月~半年に一回、チェック、観察をします。
子供の矯正歯科治療は、顎(あご)の骨のバランスや大きさを調整する一期治療と、歯を並べて咬み合わせを改善する二期治療(本格矯正治療)の2段階に分けて治療します。
一期治療は、乳歯と永久歯が混ざった時期(混合歯列期)の矯正歯科治療のことです。
などが治療の対象となります。
子供の時期に行う矯正歯科治療の大きなメリットは、まだ本人に成長発育する力が存在しているということです。将来、永久歯で正常な咬み合せをつくるための土台となる顎の成長を正しい方向へと促す「成長誘導」が可能です。成長発育段階の子供の時期は骨格への治療という“歯並びのための基礎的治療”ができるため、将来大人の矯正に移行した際に抜歯の可能性が低くなるなど効率的な治療が可能になります。
上下の骨格の前後的、垂直的、左右的ズレのある場合には、顎の成長を利用できるこの時期に成長を抑制したり、促進したりすることで骨格のズレを改善し、その後の上下顎のバランス良い成長を促します。
顎の大きさと歯の大きさのバランスが悪い場合には、歯列を拡大することで、二期治療(永久歯列期の本格矯正治療)で非抜歯治療が可能になるように目指します。
装置については、できるだけ取り外しの可能な装置を選択し、食事の時や、ブラッシング時、運動する時、学校での授業中などにも外すことができるようにしています。部分的に歯並びを治す際は、大人と同じ固定式の装置を部分的に装着することもあります。
また、不正咬合の原因と矯正歯科治療後の安定にも関わってくる悪習癖を改善する指導と治療を行っています。
永久歯が生えそろうまで待って治療を開始すると、成長発育を利用した骨格への治療ができなくなるため、治療そのものがより複雑になり、治療をよりよい条件のもとで成功させる事が、困難になる場合があります。
そのため、早期治療を行って出来るだけそのような要因を取り除き、永久歯が生えそろうまで自然な発育環境を保っておく事が大切であり、一期治療を行う重要な目的でもあります。
以下のような場合には、半年~一年ごとに定期的な観察をおこない、最適な治療が行えるようお口の中や上下の顎の発育を注意深くみていきます。
永久歯がすべて生えそろったら、検査を行い、再診断を行います。再診断では一期治療から経過観察における治療経過と成果、二期治療(本格矯正治療)や保定観察に関しての治療内容・期間・料金について、患者様ご本人と保護者の方に説明し、合意の上、二期治療を開始します。
永久歯が生えそろった時期(永久歯列期)の矯正歯科治療のことです。
すべての歯に固定式の矯正装置を装着し、歯並びや咬み合わせの改善、口もとの調和などを得られるよう治療を行います。顎の大きさに対して歯が大きすぎれば、場合によっては抜歯することもあります。装置は、審美性を考慮し、クリアーブラケットを使用しています。
動的矯正歯科治療によって、綺麗に整った歯並びになり、しっかり咬むようになったばかりの歯は、まだその周りの骨や歯茎が不安定で、その位置でしっかりと骨が支えられていませんし、歯茎の中を複雑に走行している靱帯によって元の位置へ戻ろうとします。動的矯正歯科治療後は、必ずリテーナー(保定装置)を使用して治療によって得られた咬合を安定させなければなりません。この期間を保定観察期間と呼び、動的矯正歯科治療期間同様とても重要な時期です。リテーナー(保定装置)は取り外し式となりますので、きちんと指示されたように使用していないと後戻りが発生し、それまでの治療が無駄になってしまう場合もあります。
この保定観察期間は、通常2~3年で、来院間隔は3カ月~半年に1回になります。
「今さら矯正治療なんて」とお考えの方も多いと思いますが、これからの高齢化時代を考えると、歯磨きのし易い歯列を作ることで歯周病を予防したり、正しい咬み合わせを構築することで、顎関節や筋肉、歯周組織に負担をかけなくて済むようになります。もちろん、歯磨きのし易い歯並び、正しい咬み合わせは、見た目もよくしてくれますので、見た目を気にされている方にとっても、ストレスから解放されると思います。
また、装置は、審美性を考慮し、目立ちにくいクリアーブラケットなどを使用しています。
小児歯科ですが、大人の方が快適に診療を受けていただけるように、個室の診療室を設置しています。歯並びや咬み合わせについて気になることがありましたら、ご気軽に相談ください。